なぜExcel活用ネタを配信するのか

昨今『DX化』『Excelからの脱却』という言葉が流行りになっているのに、このサイトは今更なぜExcel活用ネタを取り上げているのか?と疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たしかに最新のITツールを使うことで『DX化』は可能ですが、私は『DX化』を単に「最新のITツールを導入すること」とは考えていないからです。
「最新のITツールを導入すれば、効率も精度も上がる」と期待はしたいのですが、そうとは限らない場合も多々あります。

そこでExcel機能のフル活用!
Excelは導入されている企業も圧倒的に多く、ほとんどの方が一度は使ったことがあると思うので、使うことへの抵抗感が少ないということと、よほどのビッグデータを扱うのでない限り、必要な機能は揃っていることが『DX化』として手軽で身近なツールと考えます。

『DX化』=『進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させる』と定義されています。したがって、最新ITツール=『DX化』、Excel≠『DX化』というわけではないと思います。
機能をフル活用すればExcelも『DX化』の対応手段となり、『DX化』への第一歩になるからです。

フル活用した上で「もっと効率・精度を向上するにはこれが足りない」という点(改善要件)を明確(目的)にしてから、最適な最新ツール(手段)を選ぶ、というようにステップアップ方式で取り組めば、システム導入の成果も大きくなると思います。

最新ツールに投資する前に、既存ツールや業務を深く知るための学習に投資してみてはいかがでしょうか。
Excel機能をフル活用できるようなデータファイルの作り方を意識したりする学習行為は、最新ツールをより良く使う上でのスキルとして役に立つはずです。
そのような取り組みは、『DX化』の重要課題の1つである『IT人材の育成』にも繋がってくるのではないかと私は思います。

こういう記事を書くとExcelしか使っていないように聞こえるかもしれませんが、社内でクラウドツールやAIツールも活用し、他社への導入支援も幾度となくやってきました。
その導入支援の経験で、もったいないExcelをたくさん見てきたことが、Excel機能のフル活用というコラム配信に繋がっているというわけです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社ティ・エム・エス 経営企画室長 兼 コラム編集長

目次
閉じる