Excel関数活用①数値によってデータを分類しよう(VLOOKUP関数-近似値検索)
何らかのデータ管理などでExcelを使っている場合、関数を活用すれば、必ずと言って良いほど作業の効率化やデータの有効利用が可能になります。『関数というと難しいイメージしかない、どういうときに使えばよいのかわからない』という方に、弊社での関数活用例をお伝えしていきます。少しでもお役に立てれば幸いです。
今回ご紹介するのは、関数の中でもポピュラーな【VLOOKUP関数】の活用例です。
~ある日の社内物流会議にて~
『いまの物流料金は配送先1件単位の重量に対して適した金額になっているのか?』
こんな問いかけから、会議中にサクッと集計したExcelです。(投稿用に加工しましたが)
まずは配送先1件あたりの重量分布と対応する物流料金を把握しようとしたものです。
物流料金はお見せできませんが、重量ランク=AとCのものが割高になっていることが瞬時にわかる結果だったので、改善ポイントを明確に掴むことができました。
どういう結果が出るかは各社それぞれだと思いますが、バラバラの数値に対してまずは分類定義づくりして集計してみてはいかがでしょうか。
※下図内記載の『ピボットテーブル』についてのお役立ちコラムはこちら
※上図記載の『※絶対参照設定』についての解説参考サイトはこちら(Microsoftサポートサイト)
今回の関数設定内容のミソは、上図最後の赤文字部です。【VLOOKUP関数】の完全一致検索/近似値検索、それぞれ有効な場面が異なりますが、今回は近似値検索が有効となる事例をお伝えしました。
この関数設定内容を参考に、類似したデータ管理に活用していただければと思います。
実は「この関数を教えてもらってから、もっと関数を知りたいという気になり、他の関数も活用できるようになった」という人が私の周りにはたくさんいます。
また追々【VLOOKUP関数】と合わせて使うとさらに便利になる関数もお伝えしていきます。
この記事を書いた人
株式会社ティ・エム・エス 経営企画室長 兼 コラム編集長